私は若い頃から読書が大好きでした。大学は工学部に進みましたが、専門書と共に、小説、詩集、エッセイなど文学作品を乱読したものです。  しかし、エンジニアとして会社勤めを始めると、仕事に追われて読書とも次第に疎遠になって行きました。  30数年の時が流れ、定年退職を迎え、たっぷりと時間ができると、好きだった読書に再び没頭すると共に、自分でも何か書きたいという願望が募りました。  いきなり、小説は難しいので、青春時代からの来し方を、エッセイに綴り始めました。あるエッセイを出版社のコンテストに応募すると、佳作に選出されました。自分の心情を吐露したものが、読むに絶えるのだと思うと、急に活字にしたくなりました。  その出版社と相談し、自身の人生を振り返るエッセー集を自費出版する事にしました。費用はかかりましたが、これで自分の足跡、心情を活字に残すことができたと言う想いは、何ものにも替えがたい達成感と安堵感を与えてくれました。 自費出版 出版社(自費出版)一覧